私の日記

毎日ひとつポジティブなことを書きたい。過去投稿あえて消さないけどは酷いので閲覧注意。プロフ絵はhttps://twitter.com/acharom032さん作 

シャイニング見た(ネタバレあり)

アマゾンプライムビデオにあったので見ました。

終始ハラハラドキドキで結構楽しめた映画でした。ただ、気になるところも多くて、どうしてジャックがホテルの悪霊(?)に魅入られてしまったのか、結局悪霊の正体はなんなのか、ハロランさんの死があっけなさすぎて作品として意味のある死だったのかどうか、ダニーの能力の出番がなさすぎて謎だったことですね。結構多い。

 

ジャックがホテルの悪霊に憑かれたのはなんとなくわかったんですけど、私には彼に元々猟奇殺人者の素質のようなものがあって、あちら側の世界が彼の妄想によるもののようにも見えてしまいました。

もちろんダニーとウェンディも怪異に出会っているのでそれは否定されますが、なんとなくそんな感じがしたというか。

 

悪霊の正体については、登場人物による言及でホテルの建つ前はインディアンの墓地だったこととハロランさんとダニーの会話の「何かあった場所には跡が残る」によってホテルが危険な場所であることがわかりますが、明確な正体については謎のまま物語が終わるのでした。ジャックを唆した管理人とその一家も元々は犠牲者側のようですし。

 

ハロランさんが死んだのはちょっと意味があるのかわからなかったですね。重要そうな人物だったし一家の危機を察してホテルに向かうシーンもカットをたくさん使って演出していたのに到着した途端の死ですよ…ただ移動手段を持ってきた舞台装置に見えて…作中結構気に入っていたキャラなのもあってショックでしたよ。ダニーと同じく超能力者の彼にはもっとできることがあったはずなのに。

 

一番気になるのはやっぱりダニーとハロランさんの持つ超能力ですね。タイトルになってるからには意味があるんだろうとか、ホテルと重要なつながりがあるんだろうとか思うわけですよ。でも実態は事件を予知するだけの能力で物語の異物でしかなかった。しかも超能力についての説明も曖昧で、ダニーの中にいるというトニーについても敵か味方かわからない。個人的にタイトルになってるんだからもっと説明して、活躍させて欲しかったです。

 

かなりわからないことだらけの映画ですが、調べてみたところ原作の小説があるんだとか。映画化に際して端折ったり細かい改変したけど結果重要なところばかり抜けちゃったって感じなのかなーと。まあ原作のある映画では良くあるのでこれはしょうがないですね。超能力の名前としてのシャイニングをもっと深く知りたかったら小説読めってことなのでしょう。

ただ恐怖映画としてはかなりの出来でスリルを味わいたい方にはオススメの作品かも。気になるところは多いですが見て後悔しない映画でした。

私からは以上です。