ファイナルファンタジー1(GBAリメイク)の感想
頑張ってクリアしましたよ。
んでクリアまで遊んだ感想なんですけど、やってもやらんでも良かったなってのが正直なところ…。
ファミコンソフトなんだから仕方ないって言えばそりゃそうなんだけど、ストーリーは滅茶苦茶だしキャラクターに一切感情移入できないしなんて言うか作業にはじまって作業に終わるゲーム。
序盤は回復のためのMPを温存するために魔法とか使えないから駆け引きが皆無でただ物理で敵を処理するだけの作業ゲーと化してた。
後半は割と魔法を使う余裕も出てきて見た目とか名前で弱点予想して戦うゲームとしての楽しさはあった。ただ、ボスが脆いのは残念ポイント。
ダンジョンでできるだけ消耗しないようにボスに備えて、ボス戦開始したらバフ魔法かけまくってよーし行くぞ!ってタイミングでボスが死ぬ。早すぎて拍子抜け…。達成感がなくてなあ。
ただラスボスは結構硬くてバフかけまくっててもそれなりにピンチになった場面もあったからそこはよかった。全部のボスそれくらい強くあって欲しかったよ
どれくらいHPが低いかって言うと、序盤のボスがそのままラスダンの雑魚として出現するレベルね。1、2ターンで死ぬんだから。ほんとに
私の場合ゲーム性があまりよくなくてもストーリーが良ければ気になって最後までやっちゃうタイプなんだけどそっちもお世辞にも面白いとは言えなくて正直途中で切ってもいいかなって何回か思うレベルで苦痛な場面もあった。ゲームで苦痛とは。うーんこの。
世界観はなろう以下だし、やることはただのお使いしかなくて、しかも操作する仲間もキャラクター性が一切なくただのプレイヤーに動かされる人形。
主人公にプレイヤーを投影させる為に敢えて喋らなかったりするゲームも多いし、私はその手法をありだと思うんだけど、4人全員が何も喋らない人形ってのは流石にないなあって。
ストーリー面は最初に文章だけで世界を救うために4人の若者が集まった!って言うからその時点で嫌な予感したんだけど、始まってみたらレベル1のキャラクターが4人既に集まってる状態。
しかも第一の目的地であろう街(城があるから国かな?)に到着してからスタートで第1章をまるまるカットされたような形で始まったのね。
そして物語の鍵となる世界を救うためのクリスタルは既に入手済みと…。ワクワクする要素がありゃしない。
そして最後、ラスボスを倒して余韻に浸ってるところにぶち込まれる怪文書。ゲーム内で全く説明されなかったことを知ってて当然のように、しかも破綻した文章で長々と説明されるんだ。正直白けるからやめて。ない方がまだマシレベル。
BGMも特別素晴らしいものでもないし操作性もあまりよくないし。せっかくのリメイクなんだからストーリーはともかくその辺は調整して欲しいなあって。
絵が綺麗になっただけでFC版といと変わらないんじゃなんのためのリメイクなんだって思っちゃう。まあFC版遊んだことないんですけどね。これでも改善されてる方って聞いたらびっくりしちゃうかも。
まあいろいろ変えすぎても初期のファンに怒られたりとかあるんだろうから仕方ないんだろうけど。私も某作品のリメイクで同じ立場になったことあるし
ここまで酷評したけど一応、クラスチェンジとかラスダンの怒涛のボス連戦とかワクワクした場所もちゃんとあったからまあまあよかったんじゃないって評価かな。
ただおすすめしたくなるゲームではなかった。残念ながら。同梱のFF2の方はストーリーに力が入ってるらしいからそっちに期待しようか