知恵の実

知ることは悲しいことで、知るたびに自分に有ったかもしれない可能性を知る。知らなければ人は憧れないし、妬まない。

真に幸せに生きるなら、今だけを認知し他を知らなければ良い。

知恵や知識は不要だ。死を知らなければ死ぬことに恐怖しないし、今をどう生きようと後悔はしない。

知恵の実は確かに不幸を呼んだ。

人間に、その他の生物に、全ての存在に。