■
知識があると、今まで俯瞰的にしかみることのできなかった物事の、細かい部分まで見ることができる反面、純粋な心と眼で素直な判断をするのが難しくなる。
芸術を見る上で自分の知らない分野や新しいものが劣って見えるのはそれのせいかもしれない。
逆に細かい場所に良さがあったり、知識があることを前提としたユーモアも多く存在することから、純粋な俯瞰的視点が必ずしも良いとは言えない。
芸術作品が溢れ、目が肥えてしまっているこの時代だからこそ出来るだけ多くの目線を持って平等に作品を評価したいもの。